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受賞暦

令和5年度土木学会賞・論文賞を受賞

2024.06.14[金]

当社役員・社員らが共同執筆しました論文が、公益社団法人土木学会が表彰する「令和5年度土木学会賞・論文賞」を受賞いたしました。

<土木学会論文賞ホームページ>
公益社団法人 土木学会賞 令和5年度受賞一覧 (jsce.or.jp)

この「土木学会賞・論文賞」は、原則として、土木学会誌、土木学会論文集、その他土木学会の刊行物に研究、計画、設計、施工、考案、維持管理などに関する論文を発表し、独創的な業績を挙げ、これが土木工学における学術・技術の進歩、発展に顕著な貢献をなしたと認められる論文の著書に授与されるものです。

概  要

主 題:鋳鋼製朝顔形支承板に代わる鋼製積層型支承板を用いた地下空間用合成鋼管柱の開発
登載誌:土木学会論文集F2(地下空間研究)、Vol.78, No.1, pp.33-50, 2022.
受賞者:岡ノ谷 圭亮、大石 敬司、大塚 努、高橋 正也、前島稔、岩橋 正佳、新井 泰
受賞日:2024年6月14日

授賞理由(引用)

 地下鉄駅のコンコース階やホーム階では、限られた空間の有効利用の観点から、中柱に合成鋼管柱が用いられることが多い。合成鋼管柱には、軸力を分散させる目的で、柱の上下の縦桁に支承板が取り付けられている。東京メトロでは、従来、支承板として鋳鋼製朝顔型支承板が使用されてきたが、製作本数が多い場合の時間・費用面の問題が顕在化してきた。
 本論文は、鋳鋼製朝顔型支承板に代わる新たな支承板として、鋼材重量が削減でき加工も容易な鋼製積層型支承板の開発についてとりまとめたものである。積層型支承板が従来の設計仕様を満足するかを検証するための実物大載荷実験、実験による計測が困難な条件下での挙動等を把握するための三次元FEM解析によるシミュレーションが行われ、積層型支承板が朝顔型支承板の代替部材として構造的に遜色がないことが確認されている。また、実験およびシミュレーションから得られた知見を基に、現行規格に基づく各タイプの標準設計仕様として設計板厚の寸法表が整理されている。
 本論文は、着想に新規性・独創性があり、鋼製積層型支承板の標準化に向けた完成度・信頼性の高い研究である。研究成果は標準設計仕様という形で整理され、実際の設計業務への展開も述べられており、実務面での有用性が高い。さらに、今後現場に適用されることにより、生産性の向上に大きく寄与すると考えられる。以上から、本論文は、論文賞に相応しいと認められた。

令和5年度土木学会賞・論文賞
令和5年度土木学会賞・論文賞